職場に行って制服や作業服に着替えると気分が仕事モードになるという人は少なくないでしょう。色やデザインだけでなく、会社名が入っていれば、仕事に対する意識もより高くなり、同じ会社で働く人達との統一感も感じるようになります。
外に出れば、社外の人達にこんな会社があると紹介するちょっとした宣伝役にもなります。作業服の名入れ方法やそれによって得られるメリットなどをあげていきます。
作業服に会社名を入れるメリット
作業服は仕事をする時に身に着けるものです。出勤時に着替えると、これから働く時間だという社会人としてのプロ意識に心が切り替わります。会社名やロゴが入ったものなら、自分はその会社の一員なのだという思いがより強くなります。
一緒に働く人達が同じものを着ていることで、連帯感や一体感も強くなります。社員全体の士気が上がれば、会社そのものの成長にもつながっていきます。作業服を着た姿を会社以外の人が見れば、会社名を宣伝する効果も得られます。
どんな会社なのか気になって調べる人もいるかもしれませんし、それを見た若者が、将来そこで働きたいと思うきっかけになるなど、人材採用にも貢献する可能性も拡がります。
作業服への名入れ方法
会社の近くに作業服の専門店があり、名入れを受付けているようなら、そこに今ある作業服を持ち込んでお願いできます。心機一転、思い切って新しい作業服に変える時は、同時に注文するとよいでしょう。インターネットからでも、名入れだけの申し込みや、作業服と名入れの同時注文が可能です。
会社名が見やすくわかりやすい書体や色を選ぶのも重要です。
仕上がりの見本を納得いくまで確認して注文します。近くに専門店があれば、実際の仕上がりがどうなるのかをサンプルで直接確認でき、わからないことをその場で確認できます。細かい希望もその場で提案できるので、オリジナルで少し凝ったものを作りたい時に便利です。
完成したらすぐに取りに行けるのもメリットの１つです。通販を利用する場合は、複数の専門店や業者を比較してその中から気に入ったものを選べます。完成したら指定した場所に届けてくれるので量が多くても運ぶ手間が省けます。
いつも使っている専門店があるなら安心してお願いできます。ある程度どのような仕上がりになるのかがわかっていて、注文量も多くなるようなら通販の方が利用しやすい場合もあります。通販で名入れ注文した時は返品できないので、初めてなら専門店や業者に直接相談できる所を選んだ方が無難です。
名入れの方法
名入れには布地に直接プリントする方法と、糸を使って刺繍を入れる方法と大きく２つあります。プリントには細かいデザインも可能なインクジェット印刷と、版画のように直接布地に印刷するためにインクジェットより長持ちするシルクプリントがあります。
イベント時に一時的に使うジャンパーに入れるならプリントタイプは便利ですが、洗濯を繰り返すと印刷した部分が剥げてしまう可能性が高いため、頻繁に洗濯する作業服には刺繍タイプが向いています。作業服の素材や入れたい文字やロゴデザインによっては名入れができない場合もあるので、確認しておいた方がよいでしょう。
基本は左胸と袖部分に会社のロゴや名前を入れます。
会社名だけを入れたい、上にロゴを入れてその下に会社名を入れる２段タイプにしたい等の希望があれば、その通りに作ってくれる専門店や業者に注文します。書体や文字の大きさ、刺繍に使う糸の色も会社のイメージを左右するので、よいよいデザインにするためにも、詳しい人や業者とよく相談して作ります。
オリジナル性が高ければそれだけ費用もかかることを考えて予算を組んでおきます。
名入れにかかる費用と時間
作業着に刺繍で名入れをする場合、1文字単位の値段、あるいは〇文字までは決まった値段でそれ以上は追加料金がかかる値段設定が多いです。社名だけ一行入れるのか、会社のロゴや社員名も入れるのか、文字の大きさや刺繍糸の色を変えたい、入れる所を追加したい、そういった希望によって料金が加算されます。
完全オリジナルで作りたい時は、あらかじめ、希望通りに作るといくらかかるのかの見積もりを出してもらうとよいでしょう。予算オーバーになった時は刺繍糸の色を同じにする、名前は社長や限られた人だけにするなどの調整もできます。
デザインが決まったら、後日同じものが必要になった時に追加注文が可能かも確認しておきます。注文してから手元に届くまでには、１週間前後、注文内容によっては10日から2週間ほどかかります。必要な時期が決まっているなら、余裕をもって注文しておけば慌てずに済みます。
作業服の色やデザインと併せてイメージアップ
仕事内容によって作業服の素材やデザインも変わります。丈夫で動きやすさを重視している、汚れが目立たないように紺や灰色を使う、などです。明るい色は注目されやすく夜でも目立つのが特徴です。色によって与えるイメージもあります。
青は落ち着いた雰囲気や爽やかさ、緑色は安心感や溌剌さ、灰色は落ち着いた上品さ、等です。例えば建設業や電機関連の作業服は淡いグリーンが多く、この色は自然の爽やかさを感じさせてくれます。作業服の色に合わせた色の刺繍糸を使って名入れをすれば、より会社名を目立たせ、どのようなイメージの会社なのかをアピールするのにも効果的です。
同じ系統の濃いもしくは薄い色を使う、もしくは真逆の色でよりくっきりさせる等、どんな色の組み合わせが会社に合うかも考えておきましょう。
まとめ
最近は機能性だけでなくデザイン性も高くなり、オシャレでカッコいい作業服も増えてきました。会社名が刺繍されたものを見に着ければ、仕事に対するモチベーションがアップするだけでなく、社外の人にも会社名とイメージを一度に伝えられます。
名入れされた作業服を見て、あの会社で働いてみたいと思う人もいるかもしれません。もし、これから作業服を新しくしたいと考えているなら、名入れも含め、全体のデザインについて考えてみるよい機会です。初めて作業服に名入れをするなら、よく知っている専門店に直接行って仕上がりのサンプルを確認し、注文した方が無難です。
ネットでみた見本通りの文字の大きさや書体、色で作ってもらえればよいなら通販もよいでしょう。会社のロゴや書体、全体のバランス等、オリジナリティを出したい時は専門家にお願いして案を作ってもらい、製作が可能な専門店か業者にお願いします。